フリーランスになりたての2年前、私がオンライン取材をしているなんて想像もできなかった。
オンライン会議ツールを立ち上げるだけでも緊張していたあの頃。
取材相手の顔を画面越しに見ながら、上手く話せるだろうかと心配していた。
でも今の私は、オンラインで人と話すことが楽しくなっている。
最初の緊張感は相変わらずあるけれど、それでも楽しさが勝るようになった。
2年前の自分を振り返れば、自分が成長していることを実感する。
初めてのオンライン取材は緊張しすぎて覚えてない
アパレル業界では対面でのコミュニケーションが基本。
服を手に取るお客様と直接言葉を交わし、その表情や動きからニーズを感じ取る仕事だった。
それが、ライターになり在宅ワークを始めた瞬間、環境は一変。
顔を合わせて話すのではなく、画面越しにコミュニケーションを取る世界が待っていた。
最初のオンライン取材の前は、取材準備をしても不安が消えなかった。
質問リストを何度も見直し、相手がどんな返答をしてくるかをシミュレーション。
けれど、画面の向こうで応じてくれる取材相手が親しみやすい笑顔を見せてくれた瞬間、「自分でもできるかも」と思えた。
その体験が、オンラインでの仕事に対する最初の小さな自信になった。
アパレル経験が生きたコミュニケーション術
振り返ると、アパレル店員としての8年間の経験が、この仕事にしっかり活きている。
お客様の表情や仕草を観察して適切な言葉を選んで声かけするのは、オンラインで相手の反応を察知するのと同じ。
オンライン取材でも相手との共通点を探し、「リラックスして話してもらう」というスタンスを大切にしている。
取材がうまく進んだ後、相手から「話しやすかったですよ」と言われると、あの頃のお客様との対話を思い出す。
2年前の自分に伝えたいこと
今の私が2年前の自分に何かを伝えるとしたら、こう言うだろう。
「最初は怖いし、緊張するかもしれない。でも、やってみたら案外できるものだよ。少しずつでも経験を積んでいけば、自分の成長を実感できる日が必ず来るから。」
人は挑戦するたびに不安や戸惑いを感じる。
それでも、一歩踏み出すことで、確実に新しい自分に出会える。
2年前、ライターとしての第一歩を踏み出した私もそうだった。
挑戦することを恐れず、成長の糧にする
2年前の自分と今の自分を比べてみると、成長を感じる場面がたくさんある。
オンライン取材も在宅ワークのコミュニケーションも、最初はハードルが高く感じられるかもしれない。
しかし、続けることで少しずつ慣れ、楽しさを見出せるようになる。
在宅ワークが普及する中で、コミュニケーションスキルの重要性はますます高まっている。
だからこそ、一歩ずつでも自分を成長させる努力を怠らず、新しい挑戦を楽しんでいきたい。
きっと、気づかないうちに成長している自分に出会えるはず。